SUMMARY
- OTRSは、オープンソースなのでライセンス費用が不要。類似商用製品と比較すると、約6分の一のコストで導入できる
- 世界で130万ダウンロードの実績があるOTRSは、グローバル企業から中小企業まで、固有のニーズに合わせた柔軟なカスタマイズが可能
- OTRSは、「インシデント管理」機能のみの導入や、月額3万円からのスモールスタートも可能
クラウド環境下で求められるスピードと柔軟性に対応し、ITILに準拠した運用管理を実現する管理システム、OTRS(オーティーアールエス)をご存知ですか? 日本OTRSユーザ会を主催するクラウドエイジアによる、クラウド時代に最適な運用管理の自動化についてシリーズでご紹介します。
【クラウド時代の運用管理ツール、OTRS】ライセンス費用のいらないオープンソースのため、商用製品のおよそ6分の1のコストで導入可能
今回は、運用管理システムとしてのOTRSのメリットについて考えてみます。
-圧倒的コストパフォマンス
運用管理システムには、高額なイメージがつきまといます。
その点、OTRSは、OTRSと同等機能をもつ他社商用製品と比べて、およそ6分の1のコストで抑えることができます。
これは、OTRSがオープンソースであることに由来します。商用製品で必要とされるライセンス費用、保守費用が、OTRSでは不要となるからです。
−企業固有のニーズに合わせることができる柔軟性
ITシステムやシステムの運用体制は、企業ごとに異なります。当然ながら、ITサービスマネジメントも企業ごとに異なってきます。
商用製品では、そういった企業固有のニーズに合わせたカスタマイズが難しいのに対して、オープンソースであるOTRSでは、カスタマイズ、拡張、他ツールとの連携も柔軟に対応できます。
【クラウド時代の運用管理ツール、OTRS】130万ダウンロードの実績で、グローバル企業から中小企業まで、幅広い業種での導入事例がある
OTRSには130万ダウンロードの実績があります。なかには、Wikipedia財団、NASAなど、グローバルな団体、企業も少なくありません。
国内での主な導入事例を簡単にご紹介します。
■造船業様情報システム部(従業員:3,000名規模)
■大規模SIer様システム部(従業員:2,000名規模)
■大規模ECサイトお問合わせ
■中堅企業様情報システム部
■少規模企業様お客様対応窓口
■自治体様市民向け窓口(総務省実証実験)
1,000人以上のエンタープライズ企業から中小企業、あるいは自治体まで、企業、または組織のニーズに合わせた導入が可能なOTRSだからこそ、導入事例のプロフィールも多岐に渡っています。
【クラウド時代の運用管理ツール、OTRS】必要な機能のみの導入や、月額3万円からのスモールスタートも可能
最後に、実際に導入するときのステップについて、ご紹介します。
ずばり、もっとも効果が高いところから導入していただくことをおすすめしています。
次のようなモデルがありますので、ご参考にしていただければと思います。
■ステップ1 インシデント管理
-メールや電話からの受け付けを一元管理する
↓
-インシデントをシステム化、データベース化する
↓
-抜け漏れや対応遅延をアラートで防止する
↓
-インシデントを蓄積して、分析、改善を行う
■ステップ2 変更管理
-計画作成、レビューの徹底で、障害を防止する
↓
-作業を記録し、監査に対応する
■ステップ3 自動化
ノード追加、リソース追加、パッチ適用など、頻繁に発生する作業について、自動化を推進する
もしクラウド対応の運用管理ツールを導入されていない場合は、「ステップ1」を導入していただくだけでも、効果を実感していただけると思います。
OTRSはオープンソースですので、企業のニーズに合わせて必要な機能のみを導入していただくことも可能です。
クラウドエイジアでは、OTRSのさまざまな導入支援サービスをご用意しています。
通常のOTRS導入支援サービス、保守サポートサービスのほかに、100アカウントまでのインシデント管理基本構成をSaaSでご提供する「OTRSクラウドサービス」(月額3万円)もご提供しています。
OTRSに関する、どのようなご相談も承ります。
また、定期的にOTRSセミナーも開催していますので、お気軽にお問い合わせください。